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総合型選抜に落ちたら次はどうする?まだ出せる大学と、一般選抜に間に合うか
結論
- アオミチが集めた313大学の1387件(1件=学部ごとの方式1つ。方式=入試の種類)のうち、12月1日より後に出願締切があるのは14%で、その31%は共通テストに出願した人だけが出せる方式でした。
- 12月に残る出願先は、共通テストに出願したかで絞られます。
- 落ちた日にやること:出願サイトのマイページで、共通テストに出願したかを確かめる。
何から手を付けるか迷う人は、アオミチの公式LINEのメニューにある「今やること診断」で、今の状況から次にやることを無料で確かめられます。
まず知りたい4つ
気になる大学では、何が必要?
大学を押すと、出願の書類・締切・生成AIの扱いを募集要項から確かめられます。
載っているのは、アオミチ編集部が2027年度の募集要項で日程を確かめた大学です。
総合型選抜で落ちる人は、どれくらいいる?
全国では、総合型選抜の合格者は志願者の49.5%です(延べ数)。
落ちたときに出す方式を発表の前に1つ決めておけば、発表の日から動けます。
文部科学省の「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」(2025年4月入学)から計算すると、総合型選抜の合格者は志願者の49.5%でした(文部科学省)。設置者別では国立が30.9%、公立が32.6%、私立が51.7%で、国公立は私立より合格の割合が低めです。
合格は出願の約半分。落ちるのは珍しくない
- 合格 49.5%
- 合格しなかった出願
延べ数。国立30.9%・公立32.6%・私立51.7%
この数字は延べ数で、1人が3校に出せば3人と数え、試験を休んだ人も志願者に入ります。1人が落ちる確率や、1つの大学の倍率はここからは分かりません。全国の数字の見方はデータで見る総合型選抜にまとめています。
この節でやること
落ちた日は、2つだけ確かめる
共通テストの出願期間は、2027年度入学の分が2026年9月15日〜10月2日でした。後から新しく出願する手段は、実施要項に書かれていません(大学入試センター 実施要項 p2)。
出願していなければ、共通テストを課す方式と国立の一般選抜は候補から外れます。
落ちた日に確かめるのは、共通テストに出願したかと、残る出願締切の日付の2つです。出願した人の受験票は、12月上旬までにマイページに出ます(同 p3)。出していない人に残る道は、「共通テストに出願していない人に残る道」の節にあります。次の出願先を絞ることや浪人するかどうかは、残る締切を並べ終えてから決めます。
落ちた日はすぐに次の出願先まで考えられなくてもかまいません。その日は2つを確かめるだけにします。気持ちの整理の仕方はこの記事では扱いません。つらさが続くときは、担任の先生や、学校にいればスクールカウンセラーに話せます。
出願資格で見るのは、評定の条件や専願(合格したら入学する約束で受け、他大学と併願しない出願)かどうか、第一志望が条件かどうかです。
総合型選抜の結果の発表は、11月1日以降と決まっています。学校推薦型選抜は出願が11月1日以降、発表が12月1日以降です(文部科学省 令和9年度大学入学者選抜実施要項 第4の4・第4の5)。そのため、総合型の結果が出た後も、推薦に出願できる期間が残ることがあります。推薦の締切が総合型の発表より前の大学もあるので、志望校の推薦の締切と、総合型の発表日を並べて確かめてください。
次の締切が数日以内の人は、並べ終えるのを待たずに動きます。アオミチの入試データベースで要項から日程まで入力した14大学では、11月1日より後に締切がある方式のなかに、11月4〜6日に締め切るものもありました。
締切が1週間以内なら、落ちた日は出願資格と出す書類の名前だけを確かめ、書類を直すのは次の日からにします。時期ごとの動き方は落ちた時期別、今週やることにあります。
11月に落ちても、推薦・一般・3月の枠が残っている
10/2
共通テストの出願締切
11/1〜
総合型の発表・推薦の出願
12/1〜
推薦の発表
1/16・17
共通テスト
1/25〜2/3
国立の出願
2/1〜3/25
大学の個別の試験(前期2/25・後期3/12〜)
3/28〜
国立の欠員補充第2次募集
2026年10月〜2027年3月の公式の日付
この節でやること
11月・12月・1月に落ちたら、まだいくつ出せる?
12月1日より後に出願締切がある方式は14%で、年が明けると6%になります。
11月前半に落ちた人ほど、次の出願先を決めるのを延ばした分だけ、選べる方式が減ります。
いちばん大きく減るのは11月の前半で、11月1日より後の46%が、11月15日より後には17%になります。
公募推薦は学校推薦型選抜(公募制)の略です。大学の出す条件を満たし、高校の校長の推薦を受ければ出願できる推薦で、指定校推薦とは別の物です。
数えたのはアオミチの入試データベース(全国の方式の一覧)にある2027年度入学の総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制)です。そのうち出願期間の日付が分かる313大学の1387件(1件=学部×方式)を、アオミチが数えました。数え方と限界は、この節の最後にまとめています。
出せる方式は11月半ばに一気に減る
313大学の1387件(学部×方式)
国公立と私立の残り方
12月1日より後に出せる190件は、国公立と関東の私立に集まっています。 地域ごとの内訳は次のとおりです。
- 国公立:61件(23大学)
- 関東の私立:84件(44大学)
- 関西の私立:19件(12大学)
- その他の私立:26件(18大学)
12月15日より後になると、関東の私立は35件に減ります。国公立は56件です。
関西の私立は結果も早く出ます。期が1つで発表日が分かる118件を見ると、96件が11月発表でした。関西の私立を考えている人は、11月のうちに次の出願先の締切を並べておきます。
関東の外にも12月に出せる方式はあります。例えば福岡工業大学の「総合型選抜【併願制】」は、出願の登録と支払いが11月24日〜12月6日です(書類は12月7日必着)。ただし募集はデジタルメディア学部デジタルメディア学科だけです(福岡工業大学 総合型選抜)。
志望する地域の大学の日程は、入試を探すで大学名から引けます。そこに載っていない大学は、その大学の入試ページの「募集要項」を開くか、要項を取り寄せて出願期間を確かめます。
詳しく調べた14大学の残り方
12月に結果が出る方式に落ちると、その後に出せる他大学の方式は、中央値で1つでした。 アオミチの入試データベースのうち、要項から日程まで入力した14大学・124方式(首都圏の私立が中心)で数えた値です。中央値(並べたときの真ん中の値)なので、半分以上の方式ではそれ以下になります。
落ちた方式の結果が出る月ごとに、その後もまだ出せる他大学の方式の数(中央値)を並べると次のとおりです。
- 11月に結果が出た場合(63方式):まだ出せる他大学の方式は14
- 12月に結果が出た場合(52方式):1
- 1月・2月に結果が出た場合(5方式・3方式):0
例えば東洋大学のAO型推薦入試(東洋大学の総合型選抜の方式名)には、12月の回があります。専願の要項では、出願が11月27日〜12月2日、試験が12月13日です(東洋大学 要項 p15)。
ただしAO型推薦入試で12月の回があるのは、国際学部グローバル・イノベーション学科、情報連携学部(INIAD MOOCs型・INIAD特別スカラシップ型)、福祉社会デザイン学部 人間環境デザイン学科(デザイン基礎力型)だけです(同 p15・p24・p37)。日付が合っても、学部と出願資格を要項で確かめてから選びます。
数え方と限界
ここまでの数字は、出願の日付が残っているかの目安です。受かりやすさではありません。
- 出願資格(評定・専願・第一志望・現役のみなど)と倍率は見ていません。
- 全国の集計は、出願期間の日付が分かる313大学だけです。全国の大学すべてではありません。
- 14大学の集計は、124方式のうち41(33%)が東洋大学です。首都圏の私立全体の数ではありません。
併願の記事の「11月発表なら中央値5方式」は、総合型選抜の専願の方式だけを、最も早い期の締切で数えた値なので、この記事の14方式とは数え方が違います。
数え方のくわしい決まり
- 全国の集計の元は、2027年度入学の行がある665大学です。出願期間の日付がない517件は数えていません(2025年度に入試を行った大学は778校)。
- 指定校推薦は対象の外です。帰国生・社会人だけの方式が混ざる件があります。
- データベースに写した出願期間の文字を、機械で読んだ目安です。
- 期が複数ある件は最後の期、学科で違う件は最も遅い学科の日で数えています。
- 共通テストが要るかは、データベースに書かれているかで分けました。書かれていないだけの件もあります。
- データベースに入っていない期もあります。国士舘大学のAO選抜のⅣ期(2月16日〜19日)は入っていません。
- 14大学の中央値は、合格発表の日が分かる123方式で、方式の中で最も遅い期の締切を使い、公募推薦も含めて数えました。
最後に決めるときは、志望校の要項の日付と出願資格で確かめます。
この節でやること
共通テストに出していないと使えない方式
12月1日より後に出せる方式の31%、12月15日より後の50%は、データベースの上では共通テストを課す方式でした。
データベースの上では、12月半ば以降に残る方式の半分が共通テストを要ります。
共通テストの出願は10月2日までで、これらの方式には共通テストに出願した人しか出せないためです(出願期間は「落ちた日は、2つだけ確かめる」の節)。
共通テストに出したかで、残る道が変わる
10月2日までに共通テストに出願した?はい
- 共通テストを課す総合型・推薦
- 国立の前期・後期(2つまで)
- 3月28日からの二次募集
- 「いいえ」側の道(私立の一般選抜など)も使える
いいえ
- 共通テストを課さない私立の総合型・公募推薦
- 私立の一般選抜(2/1〜3/25)
12月15日より後に出せる方式の50%は共通テストが要る。公立の一般選抜は各大学の要項で確かめる
ハムスター先生
方式の名前に「総合型」「推薦」と付いていても、共通テストを課すものがあるよ。要項の選考方法の欄で確かめてね。
共通テストに出願した人に残る道
国立の前期・後期と、3月28日からの国立の第2次募集まで道が残ります。 共通テストの本試験は2027年1月16日・17日です(文部科学省 実施要項 第4の1)。
- 共通テストを課す総合型・推薦と、私立の共通テスト利用(共通テストの点で合否を決める方式)
- 国立大学の一般選抜:出願は1月25日〜2月3日、前期日程は2月25日から、後期日程は3月12日以降(国立大学協会 実施要領 p1)
- 国立大学の欠員補充第2次募集(入学者の欠員を補うために、3月に行う募集):3月28日から(同 p6。「全部落ちたら」の節)
国立の出願は本試験の後の1月25日から始まります。それまでは共通テストの勉強を続けます。
共通テストに出願していない人に残る道
共通テストを課さない私立の総合型・公募推薦と、私立の一般選抜が中心です。 12月1日より後に出せる件の約7割は、データベースの上では共通テストを課さない方式でした。
大学ごとの教科・科目の個別テスト(一般選抜など)は、2027年2月1日〜3月25日の間です。合格発表は3月31日までです(文部科学省 実施要項 第4の2)。私立の一般選抜の出願締切も、同じ紙に並べておきます。
この節でやること
落ちた大学に、もう一度出せる?
全国の集計では、同じ方式に期(同じ方式の出願の回。Ⅰ期・Ⅱ期など)が2つ以上ある件が270件ありました。
落ちた大学が第一志望なら、同じ大学の後の期が次の候補になりえます。
出せるかは大学と方式で違い、要項の「出願時の注意」や「併願」の欄に書かれた、前の方式との関係で決まります。出せる組み合わせも、出せない組み合わせもあります。同じ大学の一般選抜に出せるかは、その大学の一般選抜の要項の出願資格の欄で確かめます。
期がある方式なら、2期以降に出せることも
Ⅰ期 9/30〜10/7
Ⅱ期 11/25〜12/3
体育・経営はここまで
Ⅲ期 1/5〜1/13
理工・法・文はここまで
Ⅳ期 2/16〜2/19
政経・21世紀アジアだけ
国士舘大学 入試ガイドブックの例。期の数は学科で違う
期がある方式は、2期以降に出せることがある
ただし、期の数は学科で違います。 国士舘大学の総合型選抜「AO選抜」は、出願の期がⅠ期からⅣ期まであります。出願期間はⅠ期が9月30日〜10月7日で、Ⅱ期は11月25日、Ⅲ期は1月5日、Ⅳ期は2月16日から始まります(国士舘大学 入試ガイドブック p44)。
Ⅳ期まであるのは、政経学部と21世紀アジア学部だけです。体育学部と経営学部はⅡ期まで、理工学部・法学部・文学部はⅢ期までです(同 p45)。
出願資格には「本学を第一志望とする者」があります。ガイドブックはこれを「合格した場合、入学意志があること」と説明しています(同 p32)。
入学手続のお金の納め方も、期で違います。Ⅰ〜Ⅲ期は入学金などを2回に分けて納める「2段階」、Ⅳ期は1回で納める「一括」だけです(同 p25・p46)。出す前に、志望する学科の期とお金の納め方まで確かめておきます。
先に出した方式で、後の方式が消えることもある
先に出した方式の決まりで、後の方式に出せなくなる例があります。 東洋大学では、専願の要項にある入試に出願すると、11月29日の基礎学力テスト型入試(総合型選抜)には出願できません。例外は10月18日の試験で不合格だった場合です(東洋大学 要項 p6)。
逆に、落ちた試験の成績で別の試験が免除される例外も、同じ要項にあります。11月の「独立自活」支援推薦入試に落ちた人が、第2部・イブニングコース(夜の課程)の合格者に相当する成績だった場合です。
その場合、12月13日の第2部(夜)の試験が免除され、入学を許可されることがあります。対象は受験時に志願した学部・学科で、12月2日までの手続が必要です(同 p114)。
ハムスター先生
後の方式に出せるかは、先に出した方式の要項に書かれていることもあるよ。両方の要項の注意書きを読んでね。
不利になるかは、要項と入試課で確かめる
今回読んだ公式資料には、前の方式で落ちた人を不利に扱うという記述はありませんでした。 志望校で確かめるときは、まず要項の「出願資格」「出願時の注意」の欄で、前の方式を受けた人についての決まりを探します。
決まりが見つからなければ、大学の入試課に問い合わせます。聞き方は「同じ年度に別の方式で不合格になった人が出願した場合、扱いに違いはあるか」です。
この節でやること
共通テストに出願していれば、国立の前期・後期に2つまで出せる
前期1つ・後期1つの合計2つまでと、国立大学協会の実施要領で決まっています。 総合型選抜の志願者も、学校推薦型選抜で推薦を受けた人も、不合格に備えて国立大学の一般選抜にこの2つまで出願できます(国立大学協会 実施要領 p4・p5)。
候補を決める期限は、国立の出願が始まる1月25日です。
国立の一般選抜は、共通テストの成績を使います(各大学が成績を請求できるのは2月4日〜10日。同 p5)。
国立の推薦は1人1つ、前期・後期は合計2つまで
国立の推薦
- 1人が1年度に推薦を受けられる大学・学部
国立の前期・後期
- 不合格に備えて出せる数(共通テストが要る)
国立大学協会の決まり。公立は各大学の要項で確かめる
推薦が原則1人1つという決まりには、例外があります。同じ大学・学部・学科で、共通テストを課さない推薦に落ちた人は、その後の共通テストを課す推薦で、もう一度推薦を受けてよいとされています(同 p3・p4)。実際に行うかは大学ごとです。
この実施要領は国立大学の決まりです。公立大学はその大学の要項で併願の決まりを読みます。出願の日程は「共通テストに出願した人に残る道」の節にあります。
この節でやること
落ちた方式の志望理由書は、次の見る点と照らして使う
大学が評価で見る点(以下「見る点」)と出す書類の名前は、方式ごとに要項に書かれています。
前の方式の書類のままでは、次の方式の見る点に答えていない所が残ります。
例は国士舘大学のAO選抜です。
前の書類は、次の方式の見る点と照らしてから
- 1
次の要項から「見る点」を抜き出す
- 2
前の書類の文と1つずつ照らす
前の大学の授業名が残っていないか
- 3
答えていない見る点に1文を足す
- 4
書類の名前と字数を合わせる
学修計画書など、名前が違うことも
手順1:要項から見る点を抜き出す
国士舘大学の入試ガイドブックは、AO選抜について次のように書いています(入試ガイドブック p44)。
- 趣旨:「本学への強い入学意思を有する者」を対象に、高校で「培った強みを、多角的に評価する」
- 出願基準:「本学入学後の目的およびその学修計画が明瞭」
- 出願資格:「本学を第一志望とする者」
出す書類は志望理由書という名前ではありません。調査書(高校が作る成績や活動の記録)・出願基準証明書(出願基準に当てはまることを示す書類)・学修計画書(入学後の目的と学び方の計画を書く書類)・面接票などです(同 p46)。
手順2:前の書類の文と1つずつ照らす
前の大学向けに書いた文を、上の3つと照らします。下は説明のために作った例で、実在の人の書類ではありません。
| 見る点 | 前の書類の文(例) | 照らした結果 |
|---|---|---|
| 入学後の目的と学修計画が明瞭か | 「貴学の充実した環境で、観光について幅広く学びたい」 | 何を何年で学ぶかがない。前の大学の授業名のままの所もある |
| 高校で培った強み | 「文化祭の実行委員で頑張った」 | 何が強みになったかが書かれていない |
| 強い入学意思・第一志望 | 「貴学の自由な校風にひかれた」 | ほかの大学に入れ替えても通じる |
手順3:足りない所を自分で直す
照らした結果をもとに、自分で書き直します。例えば1行目なら「1年次は(その大学の公式サイトで確かめた授業名)で地域の観光の基礎を学び、3年次のゼミで自分の町の来訪者を調べたい」のように、目的と順番を入れます(これも説明のために作った例です)。
締切が近いと、方式ごとに見る点を集めて照らし直すのは大変です。次の方式でも志望理由書を出す人は、公式LINEで「志望理由書」と送ると、照らすときの観点を確かめられる志望理由書の添削テンプレを無料で受け取れます(公式LINEを開く)。書き方の基本は志望理由書の書き方にまとめています。
この節でやること
前の書類を直して使うと、前の大学名や授業名の消し忘れが起きやすくなります。出願前の最終チェックでは、消し忘れと書類どうしの食い違い・字数・押印・送り方を、1つずつ押して確かめられます。
一般選抜に切り替えるなら、試験までの日数を数える
公式の日付からアオミチが数えると、11月1日に落ちた人は共通テストの本試験(1月16日・17日)まで76日、12月1日に落ちた人なら46日です。 大学の個別テストが始まる2月1日までなら、それぞれ92日と62日です(日付は文部科学省 実施要項 第4の1・第4の2)。
総合型・推薦をもう1つ受けると、その試験と書類に使う日がこの日数から引かれます。
11月1日に落ちても、共通テストまで76日
共通テストは1月16日・17日、個別の試験は2月1日から
決め方は次の3つです。
- 受ける試験の日と出願締切を調べ、その日まで何日あるかを数える。
- その試験の教科・科目を書き出す。
- 推薦・総合型をもう1つ受けるなら、その試験日と書類の準備の日数を引く。
基準にする日は、共通テストに出願した人なら1月16日の本試験と国立の出願(1月25日〜)です。していない人は、受けたい私立の一般選抜の試験日(2月1日〜3月25日の間)が基準になります。
総合型・推薦と一般選抜の準備を両方続けるかの分かれ目になる日数は、公式には決まっていません。次の総合型・推薦の試験が12月に終わるなら、その後の日数を一般の準備に回せます。
教科の勉強の進め方は、受ける試験の教科・科目と今の学力で変わるので、この記事では扱いません。書き出した教科・科目を持って、担任や教科の先生に相談できます。
この節でやること
全部落ちたら、何が残る?
3月にも出願できる枠があります。国立大学の欠員補充第2次募集は3月28日からで、出せるのは1つの大学・学部だけです。
浪人や別の進学先の結論を2月のうちに出すと、3月の枠を使わないまま終わることがあります。2月に出願して3月に試験を受ける枠もあります。例えば国士舘大学のAO選抜Ⅳ期は、出願が2月16日〜19日で、政経学部と21世紀アジア学部だけが行います(入試ガイドブック p44・p45)。試験と発表の日は図にあります。
福岡工業大学の「専願制総合型選抜【後期】」は、出願の登録と支払いが2027年2月22日〜3月4日です。募集は工学部先進工学科生命環境科学コースと社会環境学部社会環境学科だけ(若干名)です。
合格したら必ず入学する専願で、評定平均の基準もあります(福岡工業大学 専願制総合型選抜【後期】)。
全国の1387件でも、出願締切が2月1日より後の件が3%ありました。
全部落ちても、3月にも枠がある
2月16日〜19日
国士舘大学AO選抜Ⅳ期の出願(政経・21世紀アジアだけ)
3月2日・8日
Ⅳ期の試験・発表
3月28日〜31日
国立大学の欠員補充第2次募集(共通テストを受けた人・1つだけ)
行う国立大学は各大学の入試のページで確かめる
国立大学には「欠員補充第2次募集」があります。出願できるのは、共通テストを受けて、3月24日の時点でどの国立大学にも合格していない人などです。出せるのは1つの大学・学部だけです(国立大学協会 実施要領 p6)。
出願の受付と試験(教科・科目の試験を除く)は3月28日からで、発表は3月31日までです(同 p6)。どの大学が行うかは実施要領に載っていないので、志望する国立大学の入試のページで確かめます。私立大学の二次募集・3月の入試は、大学ごとの要項で探してください。
浪人するか、短大・専門学校など別の進学先に変えるかは、3月までに残る出願の日付を並べてから比べます。比べるときに見る点は次の3つです。
- 3月までに残る出願:上の枠と、共通テストを受けたかで使える道(「共通テストに出していないと使えない方式」の節)
- 来年もう一度総合型選抜を受けるなら:受けたい方式の出願資格に、卒業した年の条件(現役生のみ、など)がないか
- 別の進学先に変えるなら:その学校の募集要項にある出願期間・出願資格・学費
来年度の要項は、出た時点で出願資格の欄を読み直します。
この節でやること
落ちた時期別、今週やること
残る方式は、12月1日より後に締切があるのが14%、12月15日より後だと8%です(313大学の1387件)。
落ちたのが遅いほど、出せる方式は少なくなります。
落ちた時期で、今週やることが変わる
11月前半
11月15日より前に、次の出願先を決める
11月後半
12月1日より後に残る方式(14%)と一般選抜の日を並べる
12月前半
12月15日より後に残る方式(8%)と一般選抜の締切を並べる
12月後半から
一般選抜と、3月の枠を並べる
割合は313大学の1387件のうち、その日より後に締切がある方式
11月前半なら、残る方式を締切の早い順に並べて選びます(「11月・12月・1月に落ちたら」の節)。11月後半なら、12月1日より後に締切がある方式から選び、一般選抜の日もあわせて並べます。12月前半なら、一般選抜の締切を中心に並べます。
11月のうちは次の方式の見る点と書類を照らして直し、12月に入ったら一般選抜の準備に日数を回します。次の締切が1週間以内なら、「落ちた日は、2つだけ確かめる」の節のとおり2日に分けます。
この節でやること
調査書の依頼のように、学校の中にも締切があります。その締切は担任の先生に聞けます。次の出願締切から逆に数えると、やることを週ごとに分けられます。締切から逆算する計画表に次の方式の出願締切を入れると、やることが週ごとに並び、カレンダーにも入れられます。
保護者の方へ:落ちた直後にできること
出願するたびに検定料がかかり、合格すると短い期間で入学金などを納めます。東洋大学の12月の回は、合格発表が1月8日、入学手続の締切が1月14日です。(東洋大学 要項 p15)
発表から締切まで1週間ほどしかなく、入学金の用意は発表の前が目安です。
親が手伝うのは日付とお金の段取りで、次の出願先は本人が決めます。
親が手伝うのは、日付とお金の段取り
落ちた日〜1週間
本人が書き出した締切の一覧を一緒に見る
出願するとき
出願期間内に検定料を払い、書類を送る
合格したら
手続締切までに入学金などを納める(東洋大学の12月の回は発表1/8・締切1/14)
東洋大学 2027年度 専願の要項 p15の例。日付は大学・方式ごとに違う
お金は、いつ・いくら出ていくか
出願するたびに、入学検定料がかかります。例えば東洋大学の専願の要項では、入学検定料は35,000円で、別に手数料などがかかります(東洋大学 要項 p12)。
手続のときに納める額は、東洋大学の経済学部・経営学部・法学部で760,000円(要項では予定の額)です。そのうち入学金250,000円は、入学を辞退しても返らないと要項に書かれています(同 p117・p118)。残りの学費は入学後の10月に納める形です(同 p118)。
国士舘大学のガイドブックも、第一志望とした総合型選抜・学校推薦型選抜では、入学金などを返さないとしています(入試ガイドブック p28)。金額と返る・返らないの扱いは、出す前に志望校の要項の「入学手続」の欄で確かめてください。
親がやる手続き
- 入学検定料の支払い:東洋大学では、出願期間内に書類の郵送と検定料の支払いまで済ませる(東洋大学 要項 p52)
- 入学手続の支払い:締切と、2回に分けて納められるかを要項で見る
- 共通テストの出願の確認:本人のマイページで一緒に見る
調査書の頼み方は高校ごとに違うので、本人が担任の先生に聞きます。
子どもへの声かけ
落ちた直後の受け止め方は、人によって違います。次の4つは話を日付とお金の段取りに進めるための目安で、決まりではありません。
先に伝えるとよいこと
「次に出せる日付を、一緒に見よう」のように、次の手を一緒に探す言い方
任せるとよいこと
次の出願先と、書類の直し方。親は日付とお金の確認に回る
避けたい言い方
落ちた理由を問い詰める言い方や、ほかの人と比べる言い方
急がないこと
浪人や費用の結論。3月までの日付を並べてからのほうが材料がそろう
この節でやること
よくある質問
Q総合型選抜に落ちた後、指定校推薦は使える?
校内選考の決まりは高校ごとに違うので、担任の先生に聞きます。聞くのは校内選考の時期と、まだ枠が残っているか、総合型選抜に出願した人も対象になるかの3つです。
Q二次募集はいつ?誰が受けられる?
国立大学の欠員補充第2次募集は3月28日からで、共通テストを受け、3月24日の時点でどの国立大学にも合格していない人などが対象です(国立大学協会 実施要領 p6)。私立大学は大学ごとの要項で確かめます。
Q専願で落ちたら、ほかの大学や同じ大学の別の方式に出せる?
専願は、合格したら入学する約束で受ける出願です。落ちた後にほかの大学へ出せるかは、次に出す大学の要項の出願資格で決まります。同じ大学の別の方式は、先に出した方式の決まりで出せなくなる例があります(「落ちた大学に、もう一度出せる?」の節)。
Q落ちた理由は教えてもらえる?
今回読んだ公式資料には、不合格の理由を本人に伝える決まりは書かれていませんでした。知りたいときは、落ちた大学の入試課に、不合格の理由や得点を本人に知らせているかを問い合わせます。書類に足りない所は、「落ちた方式の志望理由書は、次の見る点と照らして使う」の手順で自分で探せます。
Q総合型選抜に落ちた気がする。結果が出るまで何をする?
手応えだけでは結果は分かりません。発表を待つ間に、合格したときの入学手続の期限と、不合格のときに次に出す方式の要項を手元にそろえておくと、どちらの結果でも動けます。面接の振り返りは総合型選抜の面接を見てください。
次にやること
落ちた日から順に、次のように進めます。
- 落ちた日:共通テストの出願と、残る出願締切を確かめる。
- 今週:締切の早い方式から、出願資格と見る点を要項で読み、書類を照らして直す。
- 12月以降:共通テストに出した人は国立の前期・後期の候補を、出していない人は私立の一般選抜の締切を並べる。
次の方式の書類を出す前に見直したい人は、アオミチの公式LINEで「志望理由書」と送ると、志望理由書の添削テンプレを無料で受け取れます。メニューの「今やること診断」では、今の状況から次にやることを確かめられます。
公式LINEで志望理由書の添削テンプレを受け取る(無料) 登録は無料です。いつでもブロックしてやめられます。
アオミチプラス(準備中)
アオミチプラスは、志望校が公式に書いている「見る点」を出典つきで示し、自分の書類と1つずつ照らせるサービスです。直すのは自分で、面接の対策にもつなげる予定です。2026年11月の時点では公開の準備中です。
公式LINEで「先行登録」と送ると、公開したときにお知らせします。先行登録した人は、公開後1か月は無料の予定です。料金は月1,980円(税込)の予定で、公開の時期はまだ決まっていません。
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この記事について
- 執筆:アオミチ編集部(運営者情報・編集方針)
- 最終更新:2026-11-03
- 作り方:数字は公式資料とアオミチの集計から取っています。調べものと下書きにAI(Claude)を使い、事実の確認と最終的な編集は人が行います。
- アオミチ調べ:入試データベースの出願締切を、基準日ごとに数えた集計(2026-11-01)。母数と限界は本文の「数え方と限界」の節。
- 参考にしたもの:落ちた後の悩みの種類は、Yahoo!知恵袋の落ちた後の質問71件の題名を参考にしました。入試の事実の根拠には使っていません。
出典・参考資料(8件)
(ページはPDFのページ):文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」第4(掲載ページ、確認日 2026-11-01)/大学入試センター「令和9年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」p2〜4(PDF、確認日 2026-11-01)/国立大学協会「国立大学の2027年度入学者選抜についての実施要領」p1・p3〜6(PDF、確認日 2026-11-01)/文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」(PDF、確認日 2026-10-31)/東洋大学「2027年度 総合型選抜・学校推薦型選抜 専願のみ 入学試験要項」p6・p12・p15・p24・p37・p52・p114・p117・p118(PDF、確認日 2026-11-02)/国士舘大学「令和9年度 入試ガイドブック」p25・p28・p32・p44・p45・p46(PDF、確認日 2026-11-02)/福岡工業大学「総合型選抜【併願制】」(掲載ページ、確認日 2026-11-02)/福岡工業大学「専願制総合型選抜【後期】」(掲載ページ、確認日 2026-11-02)
- 日程・出願資格は大学・学部・方式・年度ごとに違います。出願前に、志望校の最新の募集要項を確認してください。