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総合型選抜で受かる人の割合は?合格率と入学者の内訳を国公立・私立別に

結論(2025年4月入学。外国人留学生を対象とする選抜も含む。文部科学省の集計から計算)

  • 総合型選抜の入学者は約5人に1人(19.5%)、合格率は出願の約2件に1件(49.5%)。国公立は3割台(国立30.9%・公立32.6%)、私立は51.7%。
  • 国公立か私立か、どの方式かで数字が大きく違うので、併願の数や総合型選抜の重みは志望校の方式の数字で決める。
  • 出願の前に、志望校の公式サイトで受けたい方式の入試結果を開き、志願者数と合格者数を書き写す。

まず知りたい4つ

気になる大学では、何が必要?

大学を押すと、出願の書類・締切・生成AIの扱いを募集要項から確かめられます。

載っているのは、アオミチ編集部が2027年度の募集要項で日程を確かめた大学です。

総合型選抜の入学者の割合は約5人に1人

2025年4月に大学に入学した人のうち、総合型選抜で入学した人は19.5%で、約5人に1人です。 私立が第一志望なのに一般選抜だけで計画すると、私立の入学者の6割強が使った入り方(総合型選抜・学校推薦型選抜)を最初から外すことになります。

この人数には、外国人留学生を対象とする選抜で入学した人も含まれます。全体では学校推薦型選抜が34.1%、一般選抜が46.3%です。国公立と私立で、入り方の割合は大きく違います。

  • 私立大学では、総合型選抜と学校推薦型選抜で入学した人(合わせて61.7%)が、一般選抜で入学した人(38.3%)より多いです。
  • 国立大学では、約8割(79.6%)が一般選抜で入学しました。国立大学が第一志望のときの考え方は「第一志望が私立か国公立かで重みが変わる」の節にあります。
  • 公立大学は一般選抜が67.1%ですが、学校推薦型選抜も26.9%あり、国立(12.7%)より多くなっています。
  • 学校推薦型選抜は、公表資料で推薦の種類ごとに分かれていないため、この記事でも分けていません。

人数と四捨五入の扱いは「この記事の数字の出し方」の節にまとめています。

この節でやること

割合の推移は2025年度から数え方が変わった

2025年4月入学から入試の分け方が変わったので、総合型選抜の割合の推移は、前の年までとつなげて出せません。 「総合型選抜は増えている」という話は、公表の数字では確かめられません。受けるかどうかは、志望校の今の募集人員を見て決めます。

文部科学省の概要ページには2023年度・2024年度の数字も並んでいますが、同じページに、比べられない理由が2つ書かれています(文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」)。

  • 令和7年度(2025年度)の実施要項から、集計の分け方を「一般選抜とそれ以外」から「一般選抜」「総合型選抜」「学校推薦型選抜」に整理し直したため。
  • 令和7年度の数値には、外国人留学生を対象とする選抜を含むため。

このため、この記事に推移の表はありません。同じ分け方の2026年度の数字が公表されたら、2年分を並べた表を足します。

この節でやること

総合型選抜の合格率は?一般選抜や学校推薦型選抜と比べると?

総合型選抜の合格率は全体で49.5%で、出願のおよそ2件に1件が合格です。 国公立は3割台で、私立全体は5割を超えます。

全国の49.5%で受ける校数を決めると見誤るので、併願の数は、志望する方式ごとの合格率を出してから決めます。

同じ計算で、学校推薦型選抜は57.8%、一般選抜は31.7%でした。国立・公立・私立のどれでも、学校推薦型選抜がいちばん高く、一般選抜がいちばん低い順です。

国公立の3割台は低く見えますが、全国の出願をまとめた値です。自分が受ける方式(大学・学部ごとの、入試の種類1つ分)の合格率は、志望校の入試結果から出せます(→志望校の合格率を出す手順の節)。

倍率との関係

図のかっこの倍率は、合格率の逆数です。総合型選抜は全体で2.0倍、私立は1.9倍で、国立は3.2倍、公立は3.1倍です。大学の入試結果には、実質倍率(受験者数÷合格者数)や志願倍率(志願者数÷募集人員)で書くものもあります。比べるときは割り方をそろえます。

ハムスター先生

倍率3.2倍は「3.2回の出願に1回が合格」という意味だよ。1人が3校ほど受ければ受かる、という意味ではないから気をつけよう。

合格率を読むときの注意

  • 志願者数は延べ人数

    1人が複数の大学や方式に出すと、その数だけ数えます(文部科学省)。1人の受験生が受かる割合とは違います。

  • 出願条件がある

    評定・資格や専願(合格したら入学すると約束して受ける形)などの条件を満たした人が出願します。合格率が高くても、受かりやすい入試とは言えません。

この節でやること

総合型選抜を行う大学は9割以上

2025年4月入学の入試で総合型選抜を行った大学は728校で、入試を行った大学の93.6%です。 設置者別では、私立が599校のうち574校(95.8%)、国立が81校のうち75校(92.6%)、公立が98校のうち79校(80.6%)です(全体の母数は入試を行った778校)。9割を下回るのは公立だけです。志望校に総合型選抜があっても、枠が小さいことがあります。総合型選抜を併願の中心にするかは、募集人員を見てから決めます。

学部でみると、入試を行った2,661学部のうち2,476学部にありました(文部科学省「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」の「総合型選抜について」の表)。

たとえば国立大学では9割以上に総合型選抜がありますが、国立大学の入学者のうち総合型選抜で入った人は7.7%です。

この節でやること

志望校の合格率を出す手順

志望校が公表している入試結果から、受けたい方式の数字を自分で計算します。 下の例の東洋大学の方式は、合格率が約22%で、全国の総合型選抜(49.5%)の半分以下です。全国の数字で受かりやすいと思っていた方式も、自分で計算すると挑戦校になることがあります。

  1. 志望校の公式サイトで「入試結果」「入試データ」のページを開き、受けたい方式の行を探す。
  2. 志願者数・受験者数・合格者数を書き写す。受験者数が無い大学もあります。
  3. 合格者数を、志願者数か受験者数で割る。どちらで割ったかをメモする。この記事の図は志願者数で割っています。
  4. 1年分だけだと、たまたまの差が大きいので、公表されていれば2〜3年分を並べる。

首都圏の外の大学や国公立も、探し方は同じです。入試結果のページが見つからないときは、大学の入試ページから大学案内や募集要項を取り寄せると、前年の結果が載っていることがあります。

計算の例:東洋大学 健康スポーツ科学部 健康スポーツ科学科の自己推薦(2026年度入学)は、志願者147人、合格者33人でした(東洋大学「2026年度 入学試験 入試結果」 PDF p28)。

この表には受験者数が無いので、志願者数で割ります。合格率は約22%で、倍率にすると約4.5倍です。

あわせて、要項の出願条件と自分を1行ずつ照らすと、その方式を受けられるかが先に分かります。

要項の出願条件(例) 自分の今(例) 照らした結果(例)
評定平均3.5以上 3.6 満たしている
英語の資格(英検2級以上など) 準2級 足りない。次の試験日を確かめる
合格したら入学すること(専願) 第一志望 満たしている

※上の表は説明のために作った例です。

この節でやること

方式ごとの合格率が出たら、受ける大学の組み合わせを決めます。合格率の低い方式ばかりだと、全部の結果が出るまで進学先が決まらないことがあります。志望校リストの組み方(挑戦・実力相応・確実の3段に分け、偏りとまだ確かめていないことを見る)に、出した合格率を見ながら志望校を並べてください。

第一志望が私立か国公立かで重みが変わる

入学者のうち総合型選抜で入った人は、私立が22.8%(合格率51.7%)、国立が7.7%、公立が6.0%です。 私立が第一志望なら、総合型選抜の結果で年内に進学先が決まることもあります。手続締切とお金の準備(→保護者の方への節)まで含めて計画を立てます。

  • 私立大学が第一志望:総合型選抜を主な入り方の1つとして考えてかまいません。
  • 国公立が第一志望:総合型選抜で入学する人は1割未満なので、一般選抜の勉強を中心にします。その勉強を続けながら、受けられる総合型選抜も準備すれば、どちらの結果にも備えられます。
  • どちらでも:2027年度入試から、総合型選抜は本人が書いた書類を必ず評価に使い、面接も原則として必ず行います(文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項の主な変更点」)。猶予や学力の見方は2027年度入試の変更点にあります。

総合型選抜のしくみ全体は、総合型選抜とはにまとめています。

この節でやること

保護者の方へ:お金と時間の計画

総合型選抜のお金は、一般選抜より早い時期に要ります。秋の出願で検定料を払い、合格発表から10日ほど(首都圏の私立が中心の集計の中央値)で入学金などを納める流れです。 併願先の一般選抜の試験が始まる前に、入学金を払うかどうかを決めることが多いです。

いつ、何に、いくら

アオミチの入試データベースで手続締切が分かる総合型選抜84方式のうち、83方式は締切が2月1日(一般選抜の試験が始まる日。文部科学省の変更点)より前でした。締切の月は2026年11月が37方式、12月が34方式で、多くは年内です。合格発表から手続締切までは、中央値(並べたときの真ん中の値)で10日です(首都圏の私立13大学が中心で、全国の代表ではありません)。

金額は大学・学部ごとに違います。例として東洋大学 経済学部のAO型推薦(2027年度)では、出願のときに入学検定料35,000円を納めます(東洋大学 2027年度 総合型・公募推薦 入学試験要項 PDF p12)。

合格したら、11月13日の手続締切までに、入学金250,000円を含む760,000円を納めます。初年度の合計は1,265,000円の予定です(同 PDF p15・p118)。

親がやる手続き

  • 検定料を払う(東洋大学はカードの名義が本人でなくてもよい。同 p12)
  • 合格したら、手続締切までに入学金などを振り込む
  • 併願するなら、延納(入学金などの納入を後ろへ延ばせる制度)の有無を要項で見る
  • 給付奨学金(高等教育の修学支援新制度)を使う予定なら、手続の前に大学の案内を読む(同 p118)

この節でやること

この記事の数字の出し方

数字は文部科学省の表の人数をアオミチが書き起こし、計算したものです。 他のサイトや塾の資料と合格率が違って見えるときは、割る数(志願者数か受験者数か)と年度がそろっているかを見ます。そろっていないときは、割り方を合わせてから比べます。

2025年4月の入学者は648,430人で、そのうち総合型選抜は126,766人です。設置者別の入学者は国立99,962人・公立36,236人・私立512,232人です(文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」)。入り方の割合は、この人数で割りました。四捨五入のため、全体と私立は3つの割合を足すと99.9%になります。

私立の61.7%は、総合型選抜116,869人と学校推薦型選抜198,977人を足してから、私立の入学者で割った値です。図の22.8%と38.8%を足した61.6%とは、四捨五入の分だけずれます。

合格率は合格者数÷志願者数です。総合型・学校推薦型の集計には受験者数が無いので、3つの入試とも志願者数で割ってそろえました。志願者数が延べ人数である点は、合格率の節の注意にあります。

この節でやること

よくある質問

Q総合型選抜で入学する人は、増えている?

公表されている数字からは言えません。2025年4月入学から集計の分け方が変わり、文部科学省は前の年と「比較はできない」としています(→割合の推移の節)。

Q合格率が5割なら、2校受ければほぼ受かる?

そうとは言えません。合格率は全国の出願をまとめた値で、大学・方式ごとに条件や評価の観点が違います。志望する方式ごとの数字と、自分が条件や観点にどれだけ合っているかで考えてください。

Q学校推薦型選抜のほうが合格率が高いのはなぜ?

学校推薦型選抜は、高校の校長の推薦をもとに出願する入試です(文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項の主な変更点」)。出願の前に高校の中で推薦する人が絞られるため、合格率が高く出るとアオミチは考えています。出典のある説明ではありません。この記事では、推薦の種類(公募・指定校など)ごとには分けて数えていません。

Qデータの読み方で分からないところは、どこで聞ける?

アオミチの公式LINEのメニューから質問できます。

次にやること

  1. 高1・高2の人、保護者の方:第一志望が国公立か私立かで、総合型選抜をどれくらい重く考えるかを家族で話す。次に、志望校の公式サイトで、受けたい方式の入試結果を2〜3年分見る。
  2. 高3で出願の前の人:受けたい方式の入試結果から合格率を計算し、要項の出願条件と自分を1行ずつ照らす。やり方は上の「志望校の合格率を出す手順」にあります。
  3. 出願が済んで試験が近い人:全国の数字は気にせず、総合型選抜の面接対策を見て面接の準備に時間を使う。

志望理由書の添削テンプレ(無料)

志望校の見る点(大学が評価で見ると書いている点)と自分の書類を照らしたい人は、アオミチの公式LINEで「志望理由書」と送ると、AIに貼って使える志望理由書の添削テンプレを無料で受け取れます。

公式LINEで志望理由書の添削テンプレを受け取る(無料)

書類に生成AIを使ってよいかは、大学ごとに要項で決まっています。テンプレを使う前に、要項チェッカー(書類の分け方・締切・生成AIの扱いを並べる)で志望校の決まりを見てください。

アオミチプラス(準備中)

合格率で志望校を絞ったら、次はその方式が書類で何を見るかを確かめます。アオミチプラスは、志望校の見る点と自分の書類を照らし、足りない所を自分で直せるようにする予定のサービスです。面接の一問一答の対策シートまで作れるようにする予定です。2026年11月の時点では公開の準備中で、まだ使えません。

公式LINEで「先行登録」と送ると、公開したときにお知らせします。先行登録した人は、公開後1か月は無料の予定です。料金は月1,980円(税込)の予定で、公開の時期はまだ決まっていません。

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この記事について

  • 執筆:アオミチ編集部(運営者情報・編集方針)
  • 最終更新:2026-11-03
  • 出典・参考資料(5件)

    ・参考資料:文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」(2025-11-26公表、PDF、確認日 2026-10-31)/同「令和7年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」(ページ、確認日 2026-10-31)/同「令和9年度大学入学者選抜実施要項の主な変更点」(新旧対照、PDF、確認日 2026-10-31)/東洋大学「2027年度 総合型・公募推薦 入学試験要項」(PDF、確認日 2026-11-02)/東洋大学「2026年度 入学試験 入試結果」(PDF、確認日 2026-11-02)

  • アオミチの入試データベース:手続締切の数字は、2027年度入学の総合型選抜100方式(13大学、首都圏の私立が中心)を2026-11-02に集計したものです。
  • 作り方:数字は文部科学省の公式資料とアオミチの集計から出しています。構成と下書きにはAI(Claude)を使い、書いた時とは別の指示で動くAIが公式資料と1文ずつ照らしました。事実の確認と最終的な編集は人が行います。照らし方の表は、説明のために作った例です。

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